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JR湖西線西大津駅。 この春のダイヤ改正で、「大津京(おおつきょう)」駅へ改名されます。 ところが、この「大津京」という駅名に関して、待ったが掛かりました。 JR西大津駅一帯には今から1340年位前、かの天智天皇(中大兄皇子)が 営んだ都、「近江大津宮(おうみのおおつみや)」があったとされています。 しかし、西暦671年の壬申の乱によって幻となりました。 そんな近江大津宮が存在したとされる痕跡が、京阪石山坂本線近江神宮前駅 傍にある住宅密集地の中で見つかり、1979年には国の史跡に指定されて います。 それに因んで、「西大津」から「大津京」へ駅の改名を行なった訳です。 しかし、前述したように、「大津京」という用語や概念を巡って、更なる誤解や 混乱を生みかねないと指摘の声が挙がっているのです。 地元市民グループによると、「大津京」という名称は「日本書紀」をはじめ とする文献には使われておらず、明治時代に提唱された「大津京」の学説も 歴史的根拠がないとして、新駅名の使用は誤った歴史認識を生みかねない と訴えています。 日本書記には「近江京」と記載されているそうですが、ただ、奈良の平城京や 京都の平安京のように条坊制が存在したことを示す記載がなく、特別行政 としての「京域」も確認出来ないことから、「近江京」は「おうみのみやこ」という 意味とも考えられています。 そう思うと、「大津京(おおつきょう)」と駅名を改めるには不十分さがあります。 考え直し、再度検討してみるべきでしょう。 地元の方はどのように感じ、考えているかは存じませんが、観光客などからは 誤解や混乱を生みかねないのは確かだと思います。 |
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